ニッポン縦断
7月26日(水)晴れ、気温20℃
最北端、北海道宗谷岬を発つ
朝7時30分起床。稚内のホテルをチェックアウトして日本最北端の宗谷岬へ向かう。9時ちょっと前に岬に着くが観光客はまばらで思ったほど多くはなかった。
車をパーキングに止めるとさっそく中年の女性に車の写真を撮られる。話をすると今朝の北海道新聞を読んでこの縦断の旅を知ったのだそうだ。彼女に車の前に立つように言われ記念写真を撮ってもらう。新聞の威力はすごいナァ。もう縦断のことを知っているなんて・・。バイオディーゼルに関心を持ってくれる人はいるもので宗谷岬にやってきた観光客とスタートの記念に一緒に撮影をさせてもらう。
▼ヒッチハイクの青年:縣耕さん(23才)
岬をスタートして300mも行ったところでザックを背負って歩いている青年に声をかけてみるとヒッチハイクをして北海道を回っているという。途中まで方向が同じだったので同乗してもらうことに。車内のスペースは充分あるので旅は道連れと283号線をオホーツクに沿って南下する。湧別で彼を降ろし、ここから242号線で帯広に向かう。この時点ですでに3時を過ぎていた。思ったよりも全然進まない。次の給油ポイントの更別企業さんに到着したのは夜の7時30分だった。
▲有限会社更別企業の代表取締役:為広正彦さん(46才)
事前にアポを取っていた為広正彦さんが会社で待っていてくれた。前回給油してからすでに860kmほど走っていたのでガス欠寸前だった。85リットル給油させていただく。更別企業さんは5年ほど前に独自でバイオディーゼルのプラント開発に乗り出し、2年前からプラントを稼働し、1ヶ月に8000リットルを精製、自社の車両や重機の燃料に使用している。また、副産物として作られるグリセリンを堆肥の肥料として使い廃食油をすべて完全利用しているという。夜も遅いというのに10時過ぎまで今までのいきさつや彼の夢などいろいろお話を聞かせていただく。為広さんのとてもパワフルな生き方に非常に感銘を受ける。今日は本当に遅くまでありがとうございます、為広さん。
本日の走行距離530km